こんにちは。
夏もこたつ布団を掛け布団として使っている、整体院晴々の今井です。
最近、寒くなってきたせいか、朝に体が重たい感じがして、「これはもしや血圧?」なんて思ってたんです。で、調べてみたら、やっぱりこんな研究が出てました。
静岡県で行われた研究、その名も「しずおか研究」。
何が面白いって、“気温”じゃなくて「室温」に注目した点なんです。冷えるのは外だけじゃない。家の中、特に朝のリビング、寒くないですか? それがどう血圧に影響してるのか、調べてくれたんです。
結論:室温が1℃下がると、朝の血圧は確かに上がる!
先に結論を言ってしまうと、
室温が1℃下がるごとに、朝の血圧は約1mmHg 上がる!
具体的には:
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収縮期血圧(いわゆる“上”の血圧):+0.863mmHg
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拡張期血圧(“下”の血圧):+0.342mmHg
しっかり有意差あり(p<0.001)。
さらに驚きなのは、外気温の影響を調整してもこの傾向は変わらなかったこと。
つまり、「外が寒いから」じゃなく、「室温」がダイレクトに朝の血圧を押し上げてるって話なんですね。
睡眠中は?…そこまで影響なし
じゃあ「寝てる間も冷えてるから、夜中の血圧も危ないの?」って思うじゃないですか。
でも、そこはちょっと意外。
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睡眠中の血圧は 室温の影響はごくわずか。
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室温が1℃下がっても、睡眠中の収縮期血圧は+0.076mmHg(p=0.181)と非有意。
おそらく、布団の中で体が守られてるからかもしれませんね。
睡眠時は意外と「温度耐性」があるのかも。
ちなみに…高血圧じゃない人も、寒い朝は“高血圧化”する
この研究、70代を中心とした地域住民779人を対象にしていますが、朝の血圧が正常な人433人のうち、93人が寒い朝に“高血圧”になっていたという事実も判明。
しかもその人たちは、もともと正常範囲内でも“ギリ高め”な人たちで、降圧薬を使っている率も高かったそうです。
つまりこういうこと
「普段は正常でも、寒い日には“高血圧”ゾーンに突入してしまう」
これはちょっとドキッとしますね…。
室温と血圧の関係は「年齢」が鍵?
面白いポイントがもう1つ。
この「室温と血圧の関係」に強く関係していたのは…なんと「年齢のみ」。
性別とか、BMIとか、生活習慣病の有無とかじゃなく、年齢が高いほど気温の影響を受けやすいってこと。
つまり、高齢者ほど室温に敏感に血圧が反応するというわけです。
結局、どうすればいいの?
結論としてはシンプル:
「室温、上げましょう。」
特に、
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朝起きた直後
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夜寝る前の寒い時間帯
このあたりで急激に冷え込まないようにするのが超重要。
加湿器+エアコンのタイマーとか、
湯たんぽや電気毛布の活用なんかもいいですね。
まとめ:「寒さ」がもたらす小さな変化が、大きなリスクになる前に
たった1℃。
でも、その1℃が、朝の血圧をじわっと押し上げてる。
しかも「高血圧じゃないから安心」じゃないってことが、この研究からよく分かりました。
特に高齢者の方、ご家族にいらっしゃる方は、「寒い朝こそ、室温ケア」を合言葉に、ぜひこの冬を元気に乗り切ってくださいね。
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