燕市・燕三条の「整体院 晴々」

整体の歴史とは?

整体は民間療法の一部として取り扱われてきました。

その歴史は「江戸時代」まで遡ります。

Female doctor operating futuristic medical interface.
民間療法の大きな分類として
・物理的療法
・薬物的療法
・信仰的療法
・呪術的療法
とされています。

それぞれ詳しく説明いたします。

1、物理的療法

物理的療法は、現在の整体と深くに関わってくる考え方です。

江戸時代より、摩擦・圧迫・温熱・冷却などの物理的な刺激を加える方法を物理的療法と呼んでいました。
その当時から、痛みを感じれば痛い部分をさする、熱を感じれば冷やす、冷えていれば温めるなどの処置がされていた文献や絵を見つけることができます。

この考え方は現代にも通じており、「痛い部分には勝手に」手が伸びます。
ほとんどの方は、そこに物理的(さする、押す、撫でる、手を置く)刺激を加え、痛みを和らげることを無意識的に実践しています。

思い返してください。
子供の時にお腹が痛くなった時や具合が悪い時、誰かに背中を撫でてもらいませんでしたか?
そうすると、なぜだか体が楽になりスッキリした感覚になります。

これが物理的療法の根源であり、「手当て」の始まりです。

 

2、薬物的療法

漢方の根源となる、植物の草や根っこ、種子、皮類を用いて作られる「民間薬」を服用することで、症状を和らげる方法です。

ちょっと面白いのは、古い時代の民間薬には下剤の効果を示すものが多いのです。
その理由として、体に溜まっている不浄なものを体外に出す。という考えで調合されていたようです。

その当時使われていたものとして、
・胃痛に熊の胆嚢
・下痢や消化不良にゲンノショウコの煎汁
・火傷にビワの葉の煎汁
・虫刺されに里芋の葉の煎汁
・滋養強壮に鰻やすっぽんの血

その当時から飲まれていた民間薬が、現代では成分が分析され
「なぜ効果があったのか?」
エビデンス(根拠のあるデータ)に基づいて説明されているものもあります。

先人の知恵というのは本当に素晴らしいですね。
逆に考えると「昔使われていたが、今でも証明されていないもの」はたくさんあるはずです。

エビデンスに基づいた考え方も大切ですが、まだ科学が追いついていない分野もあります。
その点を踏まえ、よく調べ、自分で考えて行動することが昔も今も変わりません。

 

3、信仰的療法

神社・仏閣に赴き、御祈祷したり祈願をすることで特定の病気を取り払うという考え方です。
古くは、銭湯や温泉に神仏が祀られていることもあります。

現代では、信仰における絶対的信頼を身体に及ぼし、病気を改善させる精神療法の一種とされていることもあります。

 

4、呪術的療法

大きくは「災厄を逃れる」という考え方で広まりました。

・ものもらいに藁の芯を目の前で結んで燃やす
・紙の人形で身をなでて穢れを移して川に流すと病などのや医薬から避けられる
・護身や除災を目的とした呪文

世界的に見ても、呪術的療法の文献は数多く散見されており、特にインドでは呪術的療法からアーユルヴェーダ(伝統医療)に移行していった歴史が紐解けます。

アーユルヴェーダとは、サンスクリット語のアーユス(生命)、とヴェーダ(科学)を組み合わせた生命科学という意味で、日本でも広まっている健康法です。

 

 

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