どうも、整体院晴々の今井です。
先日、娘と公園を歩いていると何かを見上げながらそちらの方にずっと歩いていたので、
「なに見ているの?」と聞いたら月を見ていました。
よくよく話を聞くと、月を追いかけていたそうで
「追いつけそう?」と聞いたところ、
「うん!」
と返ってきたので、月に追いつける日もそう遠く無さそうです。
さて。
今日は『寒くなると体が痛くなる理由』というテーマでお話ししたいと思います。
冬になると「古傷が痛む」とか「節々が痛い」って言いますよね。
これ、一般的には「冷えて血行が悪くなったから」と言われています。
もちろん正解です。
正解なんですが……冷えても痛くなる人とそうでない人いますよね?
その違いについて、私はずっと色々考えていました。
寒くなると体が痛くなる原因。
それは、あなたの体の中から「速筋(そっきん)」が死滅しているからです。
「え、筋肉が死ぬ?」と思った方。
ここから少し、残酷な話をします。
人間の筋肉には、マラソン選手のような持久力のある「遅筋(赤筋)」と、スプリンターのような瞬発力のある「速筋(白筋)」の2種類があります。
で、ここからが重要なんですけど、
人間、歳をとると筋肉が衰えますよね?
あれ、実は均等に衰えるわけじゃないんです。
「速筋」の方が、圧倒的に早く死にます。
研究でも出てるんですけど、加齢による筋肉の減少って、実はそのほとんどが「速筋繊維の減少」なんです。
そのスピードたるや、遅筋の約4倍とも言われています。
これ、何を意味するか分かりますか?
速筋っていうのは、体を動かす「エンジン」であると同時に、体を温める「暖房器具」でもあるんです。
寒さでガタガタ震える(シバリング)時、最後に爆発的な熱を作ってくれるのは、この速筋なんです。
つまり、速筋が衰えている人というのは、
「家の断熱材(筋肉量)が薄くなっているのに、暖房器具(速筋)も撤去された部屋」
に住んでいるようなものなんです。
そりゃ寒いに決まってるし、体も痛くなりますよ。
暖房がないから、体は必死に血管を閉じて熱を逃がさないようにする。
そうすると血流が止まって、発痛物質が溜まって、痛みが爆発する。
これが「冬の痛み」の正体です。
多くの人は、痛くなったら「温めよう」とします。
カイロを貼ったり、お風呂に入ったり。
もちろん、それも大事です。否定はしません。
でも、「自家発電できない体」のまま外から温めても、その場しのぎにしかならないんです。
僕たちがやるべきなのは、ホッカイロを買いだめすることじゃなくて、「自分自身がホッカイロになること」です。
「じゃあ、重いバーベルを持ってスクワットしろってこと?」
と思いましたよね?
違います。
関節が痛いのにそんなことしたら、余計に壊れます。
私が提案しているのは、「関節を動かさずに、速筋だけをフル稼働させる」という方法です。
例えば、壁を本気で5秒間、押してみてください。
壁は動かないから、関節への負担はゼロです。
でも、本気で力を入れた瞬間、脳は「やばい!重い!」と勘違いして、普段眠っている「速筋」を叩き起こします。
これをやるだけで、体の中から熱が生まれます。
「痛いから動かない」んじゃなくて、「痛くならないために、止まったまま本気を出す」。
このアプローチこそが、冬の痛みに勝つ方法だと僕は考えています。
「歳だから仕方ない」と諦めるのは簡単です。
でも、正しい知識と少しの工夫があれば、僕たちの体はいくつになっても応えてくれます。
今年の冬は、寒さに震えるんじゃなくて、自ら熱を生み出して乗り越えましょう。
一緒に戦いましょう。
……とは言ったものの。 「明日から一人で壁押しを毎日やってください」と言われて、続けられる人がどれだけいるでしょうか?
たぶん、99%の人は三日坊主で終わります。
私たちは意志が弱いんじゃなくて、「続く環境」を持っていないだけなんです。
だから私は、皆さんが強制的に体を動かせる(そしてサボれない)場所を作ることにしました。
「やり方は分かったけど、一人じゃ不安」
「ちょっとお出かけついでに、スイッチを入れたい」
そんな方は、ふらっと遊びに来てください。 予約なんて要りません。缶ジュース1本分(100円)の小銭だけ握りしめて来てください。
みんなで一緒に、自家発電できる体を取り戻しましょう。
<体を動かして、めぐりの良い毎日へ>
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