どうも、整体院晴々の今井です。
よく「ダイエット中なのに食べてしまう…私はなんて意志が弱いんだ」と落ち込んでいる人がいますが、それ、勘違いです。
今日は『「食べてもお腹が空く」のはなぜ?』というテーマで、情報を共有します。
脳は「タンパク質」が満たされるまで、食欲を止めない
まず、オックスフォード大学の研究チームが提唱した「プロテインレバレッジ仮説」という、非常に強力なルールがあります。
これは単純明快で、「人間は、必要なタンパク質量をとるまで、食事をやめられない」というルールです。
現代のスナック菓子やパン、カップ麺などは、「カロリーは高いけど、タンパク質は少ない」という特徴があります。
これらをいくら食べても、脳は「タンパク質がまだ来てないぞ! もっと食え!」と指令を出し続けます。
その結果、必要なタンパク質を確保するためだけに、余計な糖質や脂質を大量に食べさせられてしまう。
これが「食べてもお腹が空く」の正体です。
解決策はシンプルです。
食事の最初に、肉・魚・卵・大豆などの「タンパク質」を先に食べてしまうこと。
ここさえ満たせば、脳は満足して「食欲のスイッチ」をオフにしてくれます。
「チョコ食べたい=マグネシウム不足」は間違い
次に、「特定のものが無性に食べたい」という現象について。
ネットでよく見る「チョコが食べたいのはマグネシウム不足」という話ですが、あれは医学的根拠が乏しいです。
研究でも、マグネシウムを補給してもチョコへの欲求は消えないことが分かっています。
じゃあ、あの欲求は何なのか?
正体は「快楽」です。これを「ヘドニック・ハンガー(快楽的飢餓)」と呼びます。
お菓子に含まれる「砂糖と油」の組み合わせは、脳に強烈な快楽(ドーパミン)を与えます。
栄養が足りないのではなく、脳が「あの快楽をもう一度くれ!」と興奮している状態です。
ただし、「栄養素が不足している時に出る渇望」も存在します。ここは重要なので覚えておいてください。
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「氷をガリガリ食べたい」
→ 「鉄欠乏性貧血」の疑いがあります。貧血による体温上昇を冷やそうとする無意識の反応です。
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「味の濃いもの・刺激物が食べたい」
→ 「亜鉛不足」の可能性があります。味を感じる細胞が弱って、濃い味じゃないと満足できなくなっています。
「血糖値」と「睡眠」で、食欲は暴走する
最後に、日常のケアについて。
食後に強い眠気が来たり、すぐにお腹が空く場合、「血糖値の乱高下」が起きています。 空腹時にいきなりご飯やパン(糖質)を食べると、血糖値が急上昇し、そのあと急降下します。 この「急降下」した瞬間、脳は「エネルギー切れだ! 何か食べろ!」とニセモノの空腹信号を出します。
さらに、ここに「睡眠不足」が加わると最悪です。
寝不足になると、食欲を抑えるホルモン(レプチン)が減り、食欲を増やすホルモン(グレリン)が増えることが分かっています。
つまり、「寝不足の時点で、太りやすい体になっている」ということです。
まとめ
食欲との戦いは、根性論ではありません。「ロジック(仕組み)」の問題です。
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食事は「タンパク質」から先に食べて、脳を満足させる。
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野菜や玄米を選んで、血糖値の急激なアップダウンを防ぐ。
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氷や極端に濃い味が欲しくなったら、栄養不足(鉄・亜鉛)を疑う。
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そして、ちゃんと寝る。
この仕組みさえ知っておけば、無駄に自分を責める必要はなくなります。
身体のルールに逆らわず、健康を管理していきましょう!







