こんにちは。整体院晴々の今井です。
つい手が伸びる揚げ物、皆さんもお好きですよね。唐揚げ、コロッケ、フライドポテト…
でも今回ご紹介する研究は、「揚げ物の習慣」が思っている以上に体に影響を与えているかもしれない、というお話です。しかもそれが“腸内細菌”を通じて、血圧や血糖値にまで関係するかもしれないんです。
<研究でわかったこと>
この研究は中国の浙江大学が中心となって、約1万人を対象に実施されました。
調査は2016年から2019年にかけて開始され、参加者は最大で2024年6月まで追跡されました。研究結果は、2025年7月にアメリカの権威ある栄養医学誌「American Journal of Clinical Nutrition」に掲載されています。
研究のポイントはここです
・揚げ物をたくさん食べる人は、腸の中の細菌(腸内細菌叢)が変化している
・この変化が「肥満・糖尿病・高血圧」などと関係している
・兄弟姉妹同士でも、揚げ物を多く食べている人の方が病気リスクが高かった
つまり、同じ遺伝子を持っていても、「揚げ物の頻度」で健康状態に差が出ていたということ。これは衝撃的です。
<腸と体の関係は?>
腸は、食べ物の栄養を吸収するだけではありません。
実は、全身の免疫や血流、自律神経とも深くつながっている“健康の司令塔”のような存在です。
腸内の細菌バランスが乱れると、
・代謝が悪くなる
・血圧や血糖値が上がりやすくなる
・疲れが抜けにくくなる
といった影響が出てきます。
今回の研究では、揚げ物をよく食べる人で腸内環境が変わり、それが病気のリスクを高める「見えないルート」があると示唆されたのです。
<ちょっとした工夫で変えられます>
「もう揚げ物食べられないの?」と思った方、ご安心ください。
研究では「月に4回以上」がリスクを高めていたという結果でした。
つまり、月に1〜2回くらいにするだけでも、腸にやさしくなる可能性があるということです。
揚げ物は完全にやめなくてもいい。
大切なのは、“頻度”と“量”をちょっとだけ意識すること。
それだけで、将来の健康が大きく変わってくるかもしれません。
<まとめ:体は今日の積み重ねでつくられる>
今の食事、今の生活習慣が、未来のあなたの体をつくります。
「今ちょっとだけ気をつける」ことが、未来の自分を助けてくれる。
そんなふうに考えてみてください。
整体院晴々では、外から整えるだけでなく、内側からも元気になれるよう、こうした情報も丁寧にお伝えしていきます。
気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。
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<参考文献>
研究名:Fried food consumption-related gut microbiota and cardiometabolic health: a prospective cohort and sibling-comparison study
著者:Yiting Duanら(浙江大学)
掲載誌:American Journal of Clinical Nutrition(2025年7月2日号)
調査人数:10,103人(2つのコホート)
追跡期間:2016年~2024年