「階段を上るときの膝の痛み」について。
結論から先に言います。
階段で膝が痛いとき、治療すべきは「膝」ではありません。
「お尻」です。
これ、結構な衝撃事実ですよね?
「膝が痛いって言ってんだから、膝を揉んでくれよ」と誰もが思う。
でも、その思考こそが、いつまで経っても痛みが解決しない諸悪の根源なんです。
■膝は「中間管理職」
医学的に見ると、階段を上るとき、膝には体重の3倍〜6倍の負荷がかかると言われています。
これは、『Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy (JOSPT)』などの権威ある雑誌で何度も語られている「物理的な事実」です。
体重60kgの人なら、片足に360kg近い負荷がかかっている計算になる。
で、ここで多くの人が「膝が悲鳴を上げているから、湿布を貼ろう」とするんです。
でも、ちょっと待ってください。
なぜ、膝にそんな負担がかかっているのか?
その「構造」に目を向けないと、問題は一生解決しません。
膝関節というのは、「股関節(上司)」と「足首(部下)」に挟まれた中間管理職なんです。
■犯人は「サボっている上司」
面白いデータがあります。
膝のお皿の裏側が痛む症状を持つ患者さんを調べると、多くのケースで、ある共通点が見つかります。
それは、「股関節の外転筋(お尻の横の筋肉)が弱い」ということ。
(※参照:Journal of Athletic Training など)
どういうことか?
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階段を上るとき、本来は「お尻の筋肉」がガチッと骨盤を支えなきゃいけない。
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でも、上司である「お尻」がサボる(筋力不足・機能不全)。
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すると、支えを失った太ももの骨が内側に倒れ込む(Knee-in)。
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結果、膝のお皿がこすれまくって、炎症が起きる。
つまり……
「上司(お尻)が仕事をしないせいで、中間管理職(膝)が尻拭いをさせられて過労死寸前」
これが、階段の痛みの正体なんです。
ここで膝(中間管理職)だけをマッサージして「よしよし、頑張れ」って言っても、上司がサボり続けている限り、翌日にはまた同じ負荷がかかる。
構造が変わっていないからです。
■圧倒的な「物理」で解決する
じゃあ、具体的にどうすればいいのか?
論文ベースで効果が証明されているのはこちらです。
① 中殿筋(お尻の横)の強化
横向きに寝て足を上げる「ヒップアブダクション」などが有効です。地味ですが、これが一番効く。
↓これ
『British Journal of Sports Medicine』でも、股関節の強化が膝の痛みを軽減させると結論づけられています。
② 身体の重心を「やや前」に乗せる
階段を上るとき、背筋を伸ばしすぎると重心が後ろに残り、膝への負担(モーメント)が増大します。
少しだけ上体を前に倒す(股関節から折るイメージ)。これだけで、膝への負担は激減し、お尻の筋肉が働き始めます。
■知識だけじゃ、身体は変わらない
ここまで「膝じゃなくてお尻を使え」というロジックをお話ししましたが、ぶっちゃけ、ここからが一番難しい。
なぜなら、人は「正しいこと」教わっても、結局やらない生き物だからです(笑)。
一人で黙々とトレーニングを続けられますか?
僕は無理です。三日坊主になる自信があります。
必要なのは、強い意志ではなく、「やらなきゃいけない環境」です。
身体をメンテナンスすることを「日常のルーティン」に組み込んでしまうこと。
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整体院晴々 新潟院
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