燕市・燕三条の「整体院 晴々」

どうも、先日飲み会でワインをボトルで頼んで4/5までは美味しく飲んだけど、その後酔いつぶれた整体院晴々の今井です。

 

さて、今日はよくある “都市伝説” についてお話しします。

「赤ワインをちょっと飲むくらいが、体にいいらしいよ〜」
…って、どこかで聞いたことないですか?

下手すると医師までこの話を信じてたりするんですが、結論から言います。

「少量のアルコールは体に良い」は、誤解です。

 

むしろ、飲めば飲むほど血管は硬くなります。少量だろうがなんだろうが、です。

 

■あの“Jカーブ理論”に潜む落とし穴

たしかに昔の研究では、
「アルコールをまったく飲まない人より、少し飲む人の方が心臓に良い」
みたいな話がありました。

これがいわゆる Jカーブ ってやつですね。

でも!

この理論、よくよく調べるとツッコミどころ満載なんです。

 

■最新研究が明かした「直線的な悪化」

注目すべきは2024年に出た、英国のバイオバンクデータを使った大規模研究

対象は40〜69歳の中高年。
男性は主にビール、女性は主に赤ワインを飲むという“リアルな生活スタイル”を反映し、各々の飲酒量と動脈の硬さ(=動脈硬化リスク)を分析しました。

結果は…

 

アルコール摂取量が増えれば増えるほど、
動脈は直線的に硬くなっていた。
「少量が健康にいい」なんて根拠は、一切なし!

 

ちなみに、男性の平均は週17.8単位、女性は8.1単位。
(1単位=エタノール10ml)

この量でもしっかりリスクが上がっていたそうです。

 

■赤ワインのポリフェノールに期待してるあなたへ

「でも、赤ワインってポリフェノール入ってるし!抗酸化作用あるでしょ!」

……はい、それも聞いたことあります。

が。

ポリフェノールによる効果なんて、アルコール自体の悪影響の前では、
“鼻くそ” くらいの規模感です(笑)

つまり、ワインを健康のために飲むのは、
“コーラを飲んで青汁を健康の為に摂る”くらいズレてるというわけですね。

 

■「ちょっとくらい良い」は、思考停止ワード

こういう話をすると、必ず出てくるのが…

 

「でもさ、ちょっと飲むくらいならいいんじゃない?」

 

…という“甘い誘惑”。

でもこれ、実は非常に危険な思考停止ワードなんです。

「ちょっと」って、どのくらい?
「誰にとって」?
「どんな条件で」?

全部があやふや。

そういう“雰囲気”だけで健康の話を進めるのは、もうやめませんか?

 

■まとめ:一番損するのは「知らずに信じる人」

「健康のために赤ワインを飲んでる」
というのは、科学的に見るとむしろ逆効果。

もちろん、「楽しみで飲む」ことを否定はしません。
でも、「健康のために」は間違いだと、知った上で選択してほしいんです。

 

飲みたいから、飲むのは良いです。
でもそれを“体にいい”とは、もう思わないでほしい。

 

これが、今わかっている科学のリアルです。

 

【参考文献】

  • Schutte R, et al. Alcohol and arterial stiffness in middle-aged and older adults. Alcohol Clin Exp Res. 2024 Aug.

  • Del Giorno R, et al. Association between Alcohol Intake and Arterial Stiffness in Healthy Adults: A Systematic Review. Nutrients. 2022.

 

 
 
 
 

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