<風邪の時にスープは本当に効果があるのか?>
風邪を引いたとき、何か温かいものを飲みたくなりますよね。
そんなときに「スープがいい」とよく言われますが、実際に風邪の症状にどれほど効果があるのでしょうか?今回はその疑問に答えるべく、最新の研究結果をご紹介したいと思います。風邪が流行る季節、スープで少しでも楽になれるなら試してみたいですよね!
研究概要
風邪やインフルエンザが流行る季節、よく耳にするのが「温かいスープが効く」という話。実際にスープが風邪に与える効果について調べた研究があります。
この研究は、英国のUniversity of the West of ScotlandのSandra Lucas氏を中心とした研究チームによるもので、2025年7月7日に発行された『Nutrients』誌に発表されました。対象となったのは、342名の患者さんたち。研究者たちは、スープが急性気道感染症にどんな影響を与えるのかを徹底的に調べてくれました。
研究の要点まとめ
さっそく研究結果の要点をご紹介します!
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症状が軽くなる
スープを摂ったグループでは、鼻づまりや喉の痛み、咳などの症状がわずかに軽減されたことが確認されました。やっぱり、温かいものを飲むと気持ちがホッとしますよね。そのホッとする感覚が、体にもいい影響を与えるのでしょう。 -
風邪の期間が短くなる
驚くべきことに、スープを摂った患者さんたちは風邪を引いている期間が、最大で2.5日も短縮されたという結果が出ました。体温が上がって免疫力が高まり、回復が早くなるのかもしれませんね。 -
抗炎症作用
さらに、スープを飲んだグループでは、体内で炎症を示すマーカー(CRPやIL-6など)が低下する傾向が見られました。これにより、風邪による体のダメージが軽減されるのかもしれません。 -
免疫力アップ
小児を対象にした研究では、免疫グロブリン(IgA、IgG、IgM)が増加し、免疫力が改善されたという結果も出ました。つまり、スープが風邪にかかりにくい体作りにも一役買ってくれそうです。
まとめ・ひとこと
風邪を引いたときには、温かいスープが症状を和らげ、回復を助けてくれることが研究で証明されました。寒い時期、風邪を引いてしまったら、温かいスープを飲んで心も体も温めましょう。
風邪は無理せず、休養をとりながら治していきましょう。少しでも早く元気を取り戻して、またアクティブに動けるようになることを心から願っています。
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参考文献情報
研究名:温かいスープが急性気道感染症に与える影響
著者:Sandra Lucas, et al.
掲載誌:Nutrients
発表日:2025年7月7日