こんにちは。整体院晴々の今井です。
今日は、日々の食卓でおなじみの「梅干し」に秘められた驚くべき力をご紹介します。
◆ 梅干しで18人が倒れる中ひとり平然!?
2004年、アテネ五輪のアジア最終予選。ドバイ入りした日本代表選手のうち、23人中18人がひどい下痢に。
それも試合直前、トイレに行列ができるほどの大混乱。
そんな中、鈴木さんは「たった5人の無傷組」のひとりでした。
なぜ?
その理由は「毎食後に梅干しと温かい緑茶を摂っていたから」だそうです。
しかも梅干しは、代々おばあちゃんが手作りしてくれたもの。なんとも素敵なエピソードですね。
◆ 梅干しの力、科学的にも証明されています
もちろん、鈴木さんの体験だけではなく、研究でも梅干しの力が明らかになっています。
たとえば、広島大学の研究では、梅エキスを4週間摂取した人の腸内細菌バランスが改善されたことが確認されています。
特に、腸の健康に関わる「バクテロイデス菌」が増えたそうです。
また、胃の中のピロリ菌が活動を止めて丸くなる(=働きを失う)という作用も報告されており、
「抗生剤よりも梅干しの方がピロリ菌を抑える」という衝撃的な報告まで出ています。
◆ 胃酸を出す?逆流が悪化しないの?
梅干しを食べると唾液や胃液が出て、胃が元気になるのはよく知られています。
でも、「胃酸逆流がある人には悪いんじゃ?」と思われるかもしれません。
実は逆で、逆流性食道炎の原因は「胃酸が少ないこと」だと考えられています。
梅干しで胃酸の分泌が適切になることで、むしろ逆流のスコアが低くなることが研究で示されています。
◆ 腸内細菌は“薬”より梅干しで守る時代へ
2022年、国立国際医療研究センターが4200人を対象にした研究でこんなことが分かりました。
腸内細菌に最も悪影響を与えるのは…なんと「薬」です。
特に、胃薬(タケキャブなど)は抗生剤以上に腸内環境を悪化させるとのこと。
さらに、薬を何種類も飲む「ポリファーマシー」の状態では、腸に悪い菌がどんどん増えてしまうそうです。
でも、良いニュースもあります。
薬をやめれば、腸内環境は少しずつ回復するという報告も。
だからこそ、体を守るには「自然な食生活」こそが大事なんですね。
◆ 整体と梅干しの関係
整体で体のゆがみを整えるとき、私たちは筋肉や骨だけでなく「内臓の働き」や「自律神経」にも注目しています。
胃や腸の状態が整うと、体の緊張もやわらぎ、回復力や免疫力も高まります。
つまり、「腸が整えば、体も整う」。
毎日の梅干しは、あなたの体を内側から支えてくれる大きな味方なんです。
◆ まとめ:今日から始める“梅干し習慣”
薬に頼らず、体を整えるための第一歩は、身近な「梅干し」から。
胃腸が整えば、疲れにくくなったり、風邪をひきにくくなったり、体の変化を感じられるはずです。
まずは「毎朝1粒の梅干し」から始めてみてくださいね。
小さな一歩が、未来の大きな健康につながります。
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《参考文献情報》
・KAKEN「梅エキス摂取による腸内細菌叢変化に関する研究」広島大学医学部(16K09066)
・国立国際医療研究センター「大規模マイクロバイオームデータベース構築」(2022年7月発表)
・中村クリニック公式note「ワクチンと腸内細菌叢の関係」